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ちょこっとあらすじカード

知っていますか 阿刀田高

知っていますかシリーズ

著者 阿刀田高

個々の人物やエピソードは知っていても、ギリシア神話とは何か?知る機会がなかなか無いですよね。

この「知ってますか」シリーズは,
著者の莫大な考察と研究をベースに、体系的、
世界観の背景などを阿刀田高独特のユーモアと文体でまとめ上げた作品です。

ネットで世界が狭くなり異国文化理解の必要性が
今の時代高まっています。

是非本書で欧米、イスラム諸国の背景思想を学び、
かつ笑いやユーモアで楽しんで聴いてください。

月島慕情 浅田次郎

月島慕情

著者 浅田次郎

惚れた男に身請けされる事が決まった吉原の女が、
男に会うため月島の彼の家を訪ねると・・・。
「月島慕情」より。

戦後孤児だった少年が見ず知らずの男に育てられ一代で実業家になった。

しかし育ての親の男は今もガード下で靴磨きをしている。

実業家のお抱え運転手に採用された元銀行員の視点で
実業家と男との関係が明らかになっていく・・・。
「シューシャインボーイ」より

音道貴子シリーズ

音道貴子シリーズ

著者 乃南アサ

女性刑事と組まされた事を不満に思う滝沢刑事と組まされながらも
必死に頑張る音道と滝沢のでこぼこコンビ誕生!

事件解決に向け、
反発し合う二人が仕事に対してのプロ根性を徐々に認め合い、
かすかに共感しあう所まで歩みよっていくストーリー。

ぽっぽや 浅田次郎

鉄道員

著者 浅田次郎

主人公の佐藤乙松は北海道のローカル線「幌舞線」の終点駅・幌舞駅の駅長をしていた。

生まれたばかりの一人娘を亡くし、
最愛の妻にも先立たれたた彼は孤独な私生活を送るながらも勤めていた。

長年勤めてきた幌舞線が廃止を迎えようとしていた。
そして彼も定年退職の年だった。

雪の降る正月、彼の前に一人の少女が現れた。
正月なので都会から帰ってきたと言うが・・・。

プリズンホテル 浅田次郎

プリズンホテルシリーズ

著者 浅田次郎

極道小説「仁義の黄金」で売れっ子作家になった木戸孝之介は叔父が経営するリゾートホテルに招待された。

しかし招待されたホテルは「奥湯元あじさいほてる」またの名を「プリズンホテル」と呼ばれる任侠団体専用ホテルだった・・・。

熱血ホテルマン、天才シェフ、ヤクザのオーナー、そして時々訪れるカタギのお客様。

不思議なホテルに集まる人々が繰り広げる、感動と笑いのドラマがはじまる・・・!

壬生義士伝 浅田次郎

壬生義士伝

著者 浅田次郎

南部藩の下級武士として生まれた吉村寛一郎は貧しい状況を変えようと妻・しづを残して盛岡藩を脱藩し、新撰組の隊士となった。

北辰一刀流免許皆伝の腕を持つ吉村は「人斬り寛一」と今日の都で恐れられていた。

その一方では家族のため極度の倹約をしていた吉村は守銭奴と蔑まれた。

鳥羽伏見の戦いで敗走し、深手を負った吉村は南部藩蔵屋敷に向かうが、
蔵屋敷差配役であり旧友の大野次郎五右衛門から切腹を言い渡されてしまう・・・。

樅の木は残った 山本周五郎

樅の木は残った

著者 山本周五郎

江戸時代前期、仙台の藩主・伊達綱宗は幕府から逼塞を命じられた。

「上意討」の名の下に次々と斬殺される中宿老の原田甲斐はただ一人藩を守ろうと決心する・・・。

上、中、下と合わせて総朗読時間は34時間の超大作です。

ジョン・マンシリーズ 山本一力

ジョン・マンシリーズ

著者 山本一力

幕末の時代、四国の土佐、中ノ浜の貧しい家庭に生まれた万次郎。父親は早くに亡くなっており、
兄は病弱な体質のため代わりに万次郎が学校に行かずに働いていた。

しかし地元の先輩猟師と喧嘩になってしまい働けなくなってしまう。

母が身を切って働いたお金を違う町で働けるようにと渡した。

向かった先の町でたまたま知り合った男に目の良さを認められ一緒に船に乗ることが出来た。

合計5人で乗り込んだ船は最初は順調に進んでいったが最終日に嵐に巻き込まれてしまう・・・。

マエ持ち女二人組シリーズ 乃南アサ

マエ持ち女二人組シリーズ

著者 乃南アサ

人には言えない過去を持ちながら小森谷芭子(29)と江口綾香(41)は下町の谷中で新しい人生を歩み始める—。

小森谷芭子と江口綾香にはそれぞれ知られたくない暗い過去があった。二人は下町で第二の人生を始めた。

息詰まる緊張の日々、人情にふれ、仕事をこなし、少しずつ新しい人生に喜びや希望が見えてきます。

彼女らを取り巻く東京の下町の状況が細やかに描かれています。

罪を償い、迷いながらも前向きに生きようとする二人に共感し、応援したくなります。

鬼平犯科帳シリーズ 池波正太郎

鬼平犯科帳シリーズ

著者 池波正太郎

いつの世も悪は絶えない。
その頃、徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。

凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まる為である。

独自の機動性を与えられた、この火付盗賊改方の長官こそ長谷川平蔵。

人呼んで────「鬼の平蔵」である。

少年探偵団シリーズ 江戸川乱歩

少年探偵団シリーズ

著者 江戸川乱歩

二十の顔を持つという変装の達人・怪人二十面相は、高価な美術品などを狙って怪事件を巻き起こす。

しかし名探偵明智小五郎、小林少年率いる少年探偵団の活躍によって町は守られるというシリーズです。

彼らに憧れた子供は多く、ドラマ、映画など様々なメディア展開が行われました。

現代では人気作家によるオマージュ小説、アニメ展開など進化しながら読み継がれています。

仕掛け人・藤枝梅安 池波正太郎

仕掛け人・藤枝梅安

著者 池波正太郎

江戸の庶民からも評判の鍼師藤枝梅安。
しかし彼には裏の顔があった。

なんと金を貰い殺しを引き受ける「仕掛け人」だった!

この世の悪を葬り去るため今日も梅安は仕掛ける。

剣客商売シリーズ 池波正太郎

剣客商売

著者 池波正太郎

やたら万能で強くてモテモテの主人公に、家庭的でデレデレのヒロインのおはる。

凜々しく、実力もあり少し男っぽいツンデレの三冬や、お姉キャラ!?の金さんなど、江戸時代に生きる個性的なキャラクターが登場する池波正太郎の代表作の一つでもある時代小説。

歴史小説や時代小説は娯楽という意味では実はライトノベルと共通するところが多い。
時代、歴史小説好きの方も、ライトノベルなどが好きな方も江戸を舞台に楽しめる名作。

銭形平次捕物控シリーズ 野村胡堂

銭形平次捕物控

著者 野村胡堂

捕物帳の世界では、
岡本綺堂の「半七捕物帳」、横溝正史の「人形佐七捕物帳」、城 昌幸の「若さま侍捕物手帖」、佐々木味津三の「右門捕物帖」、そして野村胡堂の「銭形平次捕物控」と五作品が五大捕物帳として呼ばれている。

時代小説でありながら、探偵、推理、捕物、人情など色んな顔を持つ作品。

テレビドラマや映画とは違う野村胡堂の銭形平次から目が離せない!

千羽鶴 川端康成

千羽鶴

著者 川端康成

鎌倉の円覚寺の茶会で、亡き不倫相手の息子、菊治の成長した姿を見つける太田夫人。

亡き不倫相手の面影を宿す菊治に惹かれてしまう。

菊治もまた美しく怪しい婦人に惹かれてしまう・・・。

太田夫人の娘、文子は二人の関係を知り、菊治に会うことを引き留めるが_。

波千鳥 川端康成

波千鳥

著者 川端康成

背徳的な因縁の茶器に振り回されながらも、
たった一人関係ない純白なゆき子に気持ちが落ち着き結婚したものの・・・。

名人 川端康成

名人

著者 川端康成

川端康成の異色の作品
川端文学の名作のひとつ。

終身名人制最後の名人の人生最後の勝負碁の姿を観戦した川端康成が、
観戦記者の目線で「不敗の名人」の終わりの時を描いた記錄小説。

女性を描くことが多い川端康成作品の中でも異色の作品。

雪国 川端康成

雪国

著者 川端康成

親が残した財産で悠々自適に暮らす無為徒食の男島村
と、婚約者の病院代を稼ぐために芸者になった女、
駒子を幻想と現実が混在する雪国を舞台に男の虚無と女の情熱が入り交じる哀しく切ない、日本が誇る純文学。

80年たった今でも色あせることの無いノーベル賞文学作家川端康成の不朽の名作『雪国』を俳優の榊原忠美が哀れを誘う渋みのある声で切なく読み上げています。

眠れる美女 川端康成

眠れる美女

著者 川端康成

海辺の宿の一室を舞台に、老いゆく事への不安、
満たされない欲、美、孤独を描いた、退廃、唯美的、悪魔的な芸術を意味するデカダンス文学の名作。

裸の美との悪いいたずらや性交渉は一切許されず、
静かに、そして思い思いの気持ちを抱き、添い寝することだけが許されていた。

美女の美しさに心を奪われた江口老人は、美女を触ったり揺さぶったりしながら、
若い頃に処女だった恋人と駆け落ちしたことを思い出していた・・・。

伊豆の踊子 川端康成

伊豆の踊子

著者 川端康成

若き「私」は悩み、自分の存在意義を探しに伊豆へ
道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、
雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。孤児として育ち孤独を感じた「私」はその思いに耐えかねて伊豆の旅にでることにした。

その道中で下田に向かう旅芸人の一行に出会い、
その中に居た一人の踊り子に惹かれ旅を共にするとこにしたが・・・。

武士道 新渡戸稲造

武士道

著者 新渡戸稲造

日本の道徳心の根本を伝えるべくして書かれた作品
新渡戸稲造がドイツ留学中にベルギーの法学者から言われた、
「宗教教育の無い日本はどのようにして道徳を教えてゆくのですか?」
という質問をうけ、新渡戸稲造はすぐに答えることが出来ませんでした。

キリスト教信者である新渡戸稲造は、宗教によって確立されていた道徳心と、日本の道徳心について考えました。

自分の根本にあるもの=武士、侍の国だった日本にある。
と考え、出来上がったのが「武士道」です。

枕草子 清少納言

枕草子

著者 清少納言

三大随筆の一つ、日本の素敵が詰まった短編集。
清少納言の知性は、彼女の生まれ育った家庭環境が育てたものでした。

まず、父親の父親の清原元輔(きよはらのもとすけ)は有名な歌人でした。

日本最古の「万葉集」の解説を天皇の命を受けおこなったり、
『後撰和歌集』の編纂などをおこなっていたすごいお父さんでした。

そしてまだまだすごいのが、曽祖父は『古今和歌集』の代表的歌人、
清原深養父(きよはらのふかやぶ)だったのです!

風姿花伝 世阿弥

風姿花伝

著者世阿弥

人生の教訓と芸術論が詰まった能の大成に全てを捧げた世阿弥の能楽論。

劇団のオーナであり、そしてプロデューサーでもあった世阿弥が、
劇団の存続、継承などのことを最古のビジネス指南書?として描いていました。

600年以上読まれてきていることに納得できる最高の作品です。

方丈記 鴨長明

方丈記

著者 鴨長明

古典日本三大随筆の一つでありながら災害文学でもある日本人の無常観と人生を描いた随筆。

鎌倉時代前期、1212年、鴨長明が58歳の時に書き始められました。

仏教的無常観を主題に、鴨長明が体験した壮絶な人生や、
五つの厄災など、自分の人生を振り返り描かれています。

古典日本三大随筆の一つであり、日本中世文学の代表的作品でもあり、
ひらがなの和文と漢字の漢文が混ざって書かれた文章和漢混交文の代表的な作品でもある、素晴らしい作品です!

奥の細道 松尾芭蕉

おくのほそ道

著者 松尾芭蕉

俳人としての理想を切り開くため賛同した弟子と共に旅に出た松尾芭蕉の旅の記錄。
江戸時代の俳人・松尾芭蕉が、江戸を出発地として、
東北へ向かい、平泉に到着。

後に、日本海側を旅して大垣に到着するまでの旅の記錄です。

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