朗読時間 640分
CD枚数 9枚組
前科持ち刑務所帰りの二人は周囲に過去がばれないよう気をを使いながらひっそりと東京の下町で暮らして居た。
芭子はペットの洋服作り、綾香はパン職人として自立する目標を持ち地道に働いていた。
そんなある日、公園で見知らぬ子供に「お母さん」と呼ばれた綾香。
その事がきっかけで芭子は綾香が手放した息子を探そうと思いつく。
綾香の故郷に向かった芭子は、綾香との会話の断片を頼りに仙台の町を探し歩く。
ところがその時巨大な地震が芭子を襲う・・・。
『マエ持ち女二人組』(マエもちおんなふたりぐみは、乃南アサによる日本の連作短編小説集シリーズ。全3作。『小説新潮』『yom yom』にて2005年から2012年に連載、第1作『いつか陽のあたる場所で』(いつかひのあたるばしょで)が2007年8月に、第2作『すれ違う背中を』(すれちがうせなかを)が2010年4月に、第3作『いちばん長い夜に』(いちばんながいよるに)が2013年1月に新潮社より刊行された。
前科持ちという、人には言えぬ過去を持つ2人の女が、東京の下町・谷中でひっそりと暮らし始める物語。
シリーズ第1作と第2作を原作として、『いつか陽のあたる場所で』と題しNHK総合テレビ「ドラマ10」枠にて2013年にテレビドラマされた。
暗い過去を抱えながらも小さな喜びを大切にし、地に足のついた日々を過ごしていた二人だったが、
あの悲惨な出来事がそれぞれの人生を大きく変えていく。長い夜に朝が来るのだろうか。
今作は著者が実際に体験し忘れてはいけない東日本大震災3.11での出来事が物語の軸となしています。
東京都生まれ。カリタス女子中学校・高等学校を経て[1]、1980年に早稲田大学社会科学部中退[2]。広告代理店勤務を経て、1988年に『幸福な朝食』で日本推理サスペンス大賞の優秀作を受賞しデビュー。1996年に『凍える牙』で第115回直木三十五賞を受賞。
この著者のその他の作品
「デジ・ボウイ」
「悪魔の羽根」
「はなの便り」
「出前家族」
「越前海岸/青年のお礼」
「湯飲み茶碗/姉と妹」
「微笑む女/最後の嘘」
「凍える牙」
「最後の花束」
「しゃぼん玉」
「いつか陽のあたる場所で」
「しゃぼん玉」
「最後の花束」
「あなたの匂い」
「トゥインクル・ボーイ」
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この朗読者のその他の作品
「深川澪通り木戸番小屋シリーズ」
「月島慕情」
「ジョン・マンシリーズ」
「わんぱく天国」
「おとなの始末」
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