- 著者:
- 半藤一利
- 朗読:
- 半藤一利
昭和史の根底には、”赤い夕陽の満州”があった。
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
昭和史の根底には、”赤い夕陽の満州”があった。
昭和は、”陰謀”と”魔法の杖”で開幕した。
昭和がダメになったスタートの満州事変。
満州国は日本を『栄光ある孤立』に導いた。
軍国主義への道はかく整備されていく・・・。
二・二六事件の眼目は「宮城占領計画」にあった。
南京事件 旗行列提灯行列は続いたが…。
軍縮脱退、国家総動員法 政府も軍部も強気一点張り、そしてノモンハン…。
第二次世界大戦のへ勃発があらゆる問題を吹き飛ばした。
なぜ海軍は三国同盟をイエスと言ったか。
独ソの政略に振り回されるなか、南進論の大合唱。
かくて戦争は決断された・・・。
開戦「Xデー」は12月8日に決定した・・・。
栄光から悲惨へ、その逆転はあまりにも早かった・・・。
大日本帝国にもはや勝機がなくなって・・・。
日本降伏を前に、駆け引きに狂奔する米国とソ連。
「堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ビ・・・」
三百十万の死者が語りかけてくれるものは…?
「幕末を動かしたのは龍馬ではない。わたしは反薩長史観でやります。歴史は色んな見方がありますから、反対の見方を知っておいても損は無い。」偏った幕末ブームに一石投じる宣言からスタートした講義は、ペリー来航の様子へと滑らかに滑り出す。ペリー自身の執筆による日本遠征記録を紹介し、強引な初交渉の様子をリアルに語ります。
「当時の幕府はペリーが来る事をすでに知っていた。」知っていたにもかかわらず、なぜ対策が取れなかったのか?など、太平洋戦争につながる日本人的体質まで踏み込む。そして、黒船の詳細なスペックを紹介し、その実力が如何ほどであったかという検証は、大変に興味深い話です。