- 著者:
- 池波正太郎
- 朗読:
- 神谷尚武
雷鳴にも縮み上がる弱虫の同心が愛する妻を殺害され、自ら望んで召し捕りの人数に加わった。必死の思いで敵に立ち向かうが・・・(時代小説)
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
雷鳴にも縮み上がる弱虫の同心が愛する妻を殺害され、自ら望んで召し捕りの人数に加わった。必死の思いで敵に立ち向かうが・・・(時代小説)
頼まれた「仕事」の準備をしていた梅安は、初めて殺した女の亭主に付け狙われることに・・・ 鰹の刺身からにぎりめしまで、梅安の食卓もお楽しみください。(時代小説)
梅安は料理屋「伊勢虎」で知った女を見かけて驚く。10余年前、その女は貧しさのあまり子供を捨てようとしたのだが、今は贅沢に慣れきった様子だった・・・(時代小説)
相棒の彦次郎と共に伊勢詣りに出た梅安。その旅路で、彦次郎はかつて自分の妻と娘を殺した侍を見つける。2人はその侍のあとをつけることに・・・ (時代小説)
梅安の家に向かう彦次郎は上方にいるはずの小杉十五郎を見かける。しかも十五郎には尾行がついており、「仕掛」相手である林又右衛門の家に入っていった・・・(時代小説)
月もない闇の夜、彦次郎の家へと向かっていた梅安は、覆面の侍に狙われる。どうやら人違いであった様子で、梅安の名乗る言葉を聞いてその侍は去っていくのだが…(時代小説)
道場の後継者に指名された小杉十五郎は、同門の大身旗本の子息たちを敵に回す。襲撃を切り抜け、十五郎は梅安と共に上方へと向かう・・・(時代小説)
料理屋「橘屋忠兵衛」の座敷で紀伊家のご用人・川村甚兵衛を「仕掛け」た梅安。そこを、部屋の押入れに隠れていた女中・おきくが見てしまう・・・ (時代小説)
盲目の武士と托鉢僧――秋山大治郎が出会った、常ならぬ関係性をただよわせる年老いた二人連れ。人知をこえたその絆の不思議さを描く心に響く一篇(時代小説)
秋山小兵衛は、笹屋の後妻と横堀喜平次をみかける。喜平次は道場を構えていた一廉の男だった。その喜平次が道をあやまった先を、小兵衛は知ることに・・・(時代小説)
勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ――老境の小兵衛が人生の浮沈に深く思いを馳せる(時代小説)
ただ美味しいだけでは駄目である。池波正太郎の美学にかなった、ダンディな店々。行きたくなるが、遠くにありて思うべきかもしれない夢の様な情景。
「鮨屋へ行ったときはシャリだなんて言わないで普通に「ゴハン」と言えばいいんですよ。」半世紀をこえて「男」として生きた人間の衣食住にわたる美学集。
すべてプロの朗読により作品の持ち味を大切に、原文の省略はありません。
密偵のおまさはここに連れ込まれているに相違ない、なんとしても助け出したい平蔵だったが、いくら待っても応援が来ない。(時代小説)
蓑火の喜之助の運命をかえた女おとよは、麦飯・とろろ汁・川魚料理などが名物として知られている山端の茶屋「杉野や」の茶汲女であった。
鈴鹿の又兵衛は、右腕である梅原の伝七と、栗飯にとうふの汁、甘鯛の味噌漬けなどをつつきながら[おさめ金]を用意するための急ぎ盗の相談をした。
死を覚悟した万五郎のとほうもない打ち明け話に、妾のおけいは生きた心地もしなかった。逆に万五郎はめずらしく食欲を出し、卵をおとした熱い粥を食べた。
中村宗仙は、京都は東寺の境内にある茶店〔丹後や〕で、お八重を目にとめた。「後家でございます」と言った女は、実は大阪の香具師の親分・白子の菊右衛門の妾だった。
天満宮・表参道にならぶ料亭と同じく、菜飯と田楽を売り物にしている風雅な料亭〔紙庵〕に、忠吾と女が入ったのを、長谷川平蔵はつきとめている。