- 著者:
- 北原亞以子
- 朗読:
- 梶けいこ
江戸の小間物問屋の老舗三々屋を若くして店を継いだお紺は、番頭や職人の反対を押して、線模様で銀の量を減らし、手ごろな値段で新しいかんざしを売り出した・・・
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
江戸の小間物問屋の老舗三々屋を若くして店を継いだお紺は、番頭や職人の反対を押して、線模様で銀の量を減らし、手ごろな値段で新しいかんざしを売り出した・・・
時代推理小説・慶次郎縁側日記シリーズより、男が騒動を起こす<傷>・女が騒動をおこす<饅頭の皮>の2作を収録
かつて材木問屋の主だった駒右衛門は、今は木戸番小屋の夫婦に支えられて、一人暮らしを続けていた。ある日突然、二十年前に別れたままの娘が訪ねてきた・・・
江戸の町で、恋にも仕事にもひたむきに生きる女たちのこころを描いて直木賞に輝いた連作集『恋忘れ草』より、かんざし屋を継いだお紺の物語。(時代小説)
時代推理小説・慶次郎縁側日記シリーズより。 —半年後に祝言を控えたいた慶次郎の娘が暴漢に襲われた・・・(時代小説)
実家ばかりを大切にする嫁にうんざりしている、おしま。息子から馬鹿にされている、源七。全く縁のない二人が顔を合わせたところは・・・(時代小説)
江戸の町で起こる様々な事件を、元同心の森口慶次郎が解決する時代推理小説「慶次郎縁側日記」シリーズより。“蝮の吉次”にスポットライトがあたります。(時代小説)
江戸の町で、恋にも仕事にもひたむきに生きる女たちのこころを描いて直木賞に輝いた連作集『恋忘れ草』より、料理屋「もえぎ」を営むお梶の物語。(時代小説)
噺家・かん生の嫁は、男みたいな軀つきの野暮な女だった。かん生はしだいに、彼を贔屓にしてくれる深川芸者の染八に惹かれていく・・・(時代小説)
女房が駆け落ちしたのがつまづきとなって「物もらい」として暮らしていた杢助のところに、以前自分のもとで働いていた女・おげんがころがりこんできた・・・(時代小説)
日雇人足の作蔵は、爪に火を灯すようにして金を貯め、身元を偽って訪れた料理屋「春江亭」で、そこの女中のおみちと出会う・・・(時代小説)
評判の鰻屋「十三川」の入り婿・爽太は、事件を事件にせずにすませる一風変わった岡っ引であった・・・ 心の機微をしみじみと描き出す、江戸情趣あふれる一作。(時代小説)
パン、呉服、鰻、帽子、鼈甲細工、足袋、千代紙、アイスクリーム、江戸切子・・・ 東京で江戸の心を受け継ぐ老舗の職人の技、そして意地と、誇り。
評判の鰻屋「十三川」の入り婿・爽太は、事件を事件にせずにすませる一風変わった岡っ引であった・・・ 心の機微をしみじみと描き出す、江戸情趣あふれる一作。(時代小説)
評判の鰻屋「十三川」の入り婿・爽太は、事件を事件にせずにすませる一風変わった岡っ引であった・・・ 心の機微をしみじみと描き出す、江戸情趣あふれる一作。(時代小説)
男の左手小指から中指までが焼けて掌に貼りつき折れ曲がったままになってしまっている。雨の夜に澪通り木戸番小屋に転がり込んできたのは、南組三組の纏持ちだった勝次だった。
「俺の花火を打ち上げてえなあ」澪通り木戸番小屋でお捨に夢を語る清太郎。「花火の話をしても、どうぞ知らぬ顔をなすって」お捨に手をついたのは清太郎の女房おうのだった。
遊行寺門前の花屋の娘おていが重い気持ちで足を引きずって帰る途中で出会ったのは、亡くした子の墓参に来ていた深川澪通りの木戸番夫婦、笑兵衛とお捨であった。
澪通りの木戸番小屋むかいの自身番で将棋を指しているはずの笑兵衛の大声に、お捨が慌てて飛び出すと、笑兵衛が若い女を抱き起こしていた。錦絵の彫師の女房おえんだった。
深川澪通りの木戸番の女房お捨は、銭湯で、仕立物を生業にしている五十過ぎの女おすまと一緒になった。聞くとおもんという友達が出来て月に一度会うことにしたのだという。