- 著者:
- 池波正太郎
- 朗読:
- 小森彰
秋山小兵衛は、笹屋の後妻と横堀喜平次をみかける。喜平次は道場を構えていた一廉の男だった。その喜平次が道をあやまった先を、小兵衛は知ることに・・・(時代小説)
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
秋山小兵衛は、笹屋の後妻と横堀喜平次をみかける。喜平次は道場を構えていた一廉の男だった。その喜平次が道をあやまった先を、小兵衛は知ることに・・・(時代小説)
勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ――老境の小兵衛が人生の浮沈に深く思いを馳せる(時代小説)
ただ美味しいだけでは駄目である。池波正太郎の美学にかなった、ダンディな店々。行きたくなるが、遠くにありて思うべきかもしれない夢の様な情景。
「鮨屋へ行ったときはシャリだなんて言わないで普通に「ゴハン」と言えばいいんですよ。」半世紀をこえて「男」として生きた人間の衣食住にわたる美学集。
初老のきく子は「ぼんやり」で、孫のお守りも、友人の店の手伝いも、十分にできない。できないことに満足しているわけではないのだが・・・
すべてプロの朗読により作品の持ち味を大切に、原文の省略はありません。
密偵のおまさはここに連れ込まれているに相違ない、なんとしても助け出したい平蔵だったが、いくら待っても応援が来ない。(時代小説)
夫は藩主に従い江戸勤めとなり、一人息子も江戸に留学、姑と二人きりで暮らすこととなるが・・・ 姑と嫁、痴呆と介護、辛苦と共感をえぐるように描く。(時代小説)
パン、呉服、鰻、帽子、鼈甲細工、足袋、千代紙、アイスクリーム、江戸切子・・・ 東京で江戸の心を受け継ぐ老舗の職人の技、そして意地と、誇り。
「そうだ、このまちにはあのひとがいたな」三島駅を降りてタクシー乗り場に歩いてたとき、僕は思いだした。 ―—直木賞作家・立原正秋が描く、男と女。
骨董屋を営む男と女の沼を、直木賞作家・立原正秋が描く。骨太でいて絹糸のようにしなやかなかにある、晩秋の果実のごとき旨味をご堪能ください。
病院では今日も、赤ん坊が生まれ、同じ階で人が死ぬ。退院して、立原正秋は、その年の秋も吾亦紅を摘みに行く・・・
作家・立原正秋の半生を支えた夫人が、昔をふりかえって綴った一冊。うらやましい「素食」がいろどる食卓と、鎌倉の四季。献身的な妻と、妻が情をそそぐにたる夫の日常。
北陸の小さな旅館に母と息子の泊り客、息子は明日大本山に入門するという・・(とんかつ) 小桃は40歳近くなって初めて父親に会うことになった・・(じねんじょ)
北陸の小さな旅館に母と息子の泊り客、息子は明日大本山に入門するという・・(とんかつ) 小桃は40歳近くなって初めて父親に会うことになった・・(じねんじょ)
「自分が乗り物に弱いと思ってるから、すぐ酔っ払っちまうんだ。おめえが、自分に勇気がねえと思ってるから、いつまでも弱虫でいるみてえにな」座敷わらしペドロの言葉。
昭和初期の能登地方の寒村で、少女まつのと脱走兵の男は出会った・・薪小屋で育ち、戦火に焼かれつつ小説を書き、直木賞作家となった男による映画化もされた秀作。
挫折も絶望も病いも老いも、新たな活路に踏み出すための生命の扉だ ・・貧に生まれ、戦争の火と飢えに焦がされ、名声に転がされ、老いに苦しみ、辿り着いた結論とは。
療養中の作者が秘かに病室の庭の池で、 螢を飼ってみようと思い立つが・・(螢) 薬の副作用なのか、眠れぬ夜、昼間の散歩の途中に出会った娘を思う・・・(茄子の花)
私は集中治療室で不思議な夢をみた。敗戦の前年、伏見墨染町の輜重輓馬隊にいた私の、担当の馬「照銀」が、ベッドの傍にきてしきりに古い昔の話をする――