- 著者:
- 筒井康隆
- 朗読:
- 安原義人
注:平成18年の愛煙家皆様には一部笑うに笑えないけど笑ってしまう箇所があります。ご容赦を。
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
注:平成18年の愛煙家皆様には一部笑うに笑えないけど笑ってしまう箇所があります。ご容赦を。
「私はなぜ船に乗ったか」「これが海だ」「飛ぶ魚、潜る人」「シンガポールさまざま」 を、収録しました。
「マラッカ海峡からインド洋へ」「タカリ、愛国者たむろすスエズ」「ドクトル、閑中忙あり」「アフリカ沖にマグロを追う」を収録しました。
「ポルトガルの古い港で」「ドイツでは神妙に、そしてまた」「小雪降るエラスムスの街」「霧ふかいアントワープ」を収録。
「パリの床屋教授どの」「わが予言、崩壊す」「ゴマンとある名画のことなど」「盲腸とアレキサンドリア」が収録されています。
「海には数々の魔物が棲む」「本の話から船乗りのこと」「コロンボのカレー料理」「帰ってきた燕とマンボウ」「あとがき」収録。
「これは海だ/海というものだ/ああ その水は/塩分に満ちている」
湯ヶ島・天城峠を越えて下田に向かう旅を芸人一座と道連れになった、孤独に悩む少年の、淡い恋と人間的成長を旅情豊かに描く。
「島村は私ではありません。男としての存在ですらないようで、ただ駒子をうつす鏡のようなもの、でしょうか。・・」川端文学の結晶
笑うに笑えないけれどやっぱり笑ってしまうブラックユーモアの逸品を「平行世界」に流し込まれるような絶妙なテンポで、どうぞ。
仕事を失うほどに一人の女に惚れぬいた男の、暗く深い、しかしあくまで純な心情。織田作之助の名作を岩崎さとこが情感をこめて朗読。
「歌を唄ひば愛の歌、愛の歌より歌はない、シヤラシヤラビンビン、歌はない…」童謡詩人として名高い野口雨情の詩情あふれる小品。
「生きるという事は、たいへんな事だ。あちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと、血が噴き出す」太宰、自殺直前の一作。
死罪を申し付けられた船乗業桂屋太郎兵衛の娘、16歳のいちは、願い書を書いて弟妹たちとともに奉行所に父の助命を乞いに行く。「お上の事には間違はございますまいから」――官僚でもあった文豪の心の綾を垣間見るような佳編。かつては… 続きを読む »
漱石門下の物理学者・寺田寅彦の随筆「花物語」の小さな一編を、「方丈記」「老妓抄」の吉田早斗子が朗読しました。
有名なおとぎ話の「猿蟹合戦」を題材に、芥川が独特の話術(文章芸)を展開する抱腹絶倒の短編。
黒沢明監督作品のモチーフともなった、生き延びることの凄まじさを描いた名作を、名優・榊原忠美が朗読で。
漱石山房に鈴木三重吉がやってきて、しきりと「鳥をお飼いなさい」という。勧めに従って買ってこさせた文鳥だったが……。
今まさに社会問題となっている安楽死のひとつの見を示した作品といえましょう。弟を殺した兄を、あなたならどう裁くでしょうか?
この話は、老人の語りのなかに老人が登場するという構成で、ふたりの老人を演じ分けることが課題となりました。さて出来やいかに。