かむろ蛇

掲載日 ジャンル:

著者:
岡本綺堂
朗読:
村上麻衣

文明開化の空の下、新聞記者に半七老人が語る江戸の思い出話・・・話の妙味ははもとより、厳密な時代考証のうえに作者自身の体験が生身の厚みを加える。ーーおもしろい!

金の蝋燭

掲載日 ジャンル:

著者:
岡本綺堂
朗読:
にのみやみお

文明開化の空の下、新聞記者に半七老人が語る江戸の思い出話・・・話の妙味ははもとより、厳密な時代考証のうえに作者自身の体験が生身の厚みを加える。ーーおもしろい!

両国橋から

掲載日 ジャンル:

著者:
北原亞以子
朗読:
大森ゆき

「俺の花火を打ち上げてえなあ」澪通り木戸番小屋でお捨に夢を語る清太郎。「花火の話をしても、どうぞ知らぬ顔をなすって」お捨に手をついたのは清太郎の女房おうのだった。

坂道の冬

掲載日 ジャンル:

著者:
北原亞以子
朗読:
大森ゆき

遊行寺門前の花屋の娘おていが重い気持ちで足を引きずって帰る途中で出会ったのは、亡くした子の墓参に来ていた深川澪通りの木戸番夫婦、笑兵衛とお捨であった。

深川しぐれ

掲載日 ジャンル:

著者:
北原亞以子
朗読:
大森ゆき

澪通りの木戸番小屋むかいの自身番で将棋を指しているはずの笑兵衛の大声に、お捨が慌てて飛び出すと、笑兵衛が若い女を抱き起こしていた。錦絵の彫師の女房おえんだった。

ともだち

掲載日 ジャンル:

著者:
北原亞以子
朗読:
大森ゆき

深川澪通りの木戸番の女房お捨は、銭湯で、仕立物を生業にしている五十過ぎの女おすまと一緒になった。聞くとおもんという友達が出来て月に一度会うことにしたのだという。

名人かたぎ

掲載日 ジャンル:

著者:
北原亞以子
朗読:
大森ゆき

澪通りの木戸番の女房お捨は、富岡八幡宮本祭礼の賑いの中で気づくと、首にかけた己の財布の紐を握っていて、女は紐の先の財布を握っていた。その女の名はおくまといった。

梅雨の晴れ間

掲載日 ジャンル:

著者:
北原亞以子
朗読:
大森ゆき

雨がようやく上がった深川は澪通りの木戸番小屋で、寝ずの出水の見張りから帰って飯を食っていた笑兵衛に呼び出しがかかった。居酒屋樽屋のおくめが大暴れしているという。

わすれもの

掲載日 ジャンル:

著者:
北原亞以子
朗読:
大森ゆき

明日は大晦日という日、深川澪通りの木戸番小屋の前を泣き顔で歩いていた身なりの良い美しい女は、八年前まで近くの長屋に住んでいた痩せっぽちの少女おちせであった。

十五夜御用心

掲載日 ジャンル:

著者:
岡本綺堂
朗読:
にのみやみお

文明開化の空の下、新聞記者に半七老人が語る江戸の思い出話・・・話の妙味ははもとより、厳密な時代考証のうえに作者自身の体験が生身の厚みを加える。ーーおもしろい!

お腹召しませ

掲載日 ジャンル:

著者:
浅田次郎
朗読:
平川正三

格好良くあるのにこしたことはないが、格好良いだけではこの世はなりたたぬうえに、どんなにか味気ないことであろうと思われる。幕末から明治維新を生きた6人の侍の物語。

銭形平次捕物控 066 玉の輿の呪い

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

振られ男の徳松。義姉のお吉。継父の弥助。お菊殺しの下手人はつごう三人になりました。御用聞・三つ股の源吉も、さすがに三人も奉行所に送るわけにもいきません。

銭形平次捕物控 085 瓢箪供養

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「あれが自殺だというんですかい、親分」驚くガラッ八。人間は、自分の頸を絞めて死んでしまってから、池へ上半身を突っ込むなんて器用なことが出来るはずもありません。

銭形平次捕物控 023 血潮と糠

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

平次は重大な謎を投げかけました。それを解けるのは、いつぞや平次が女房のお静に髭を当らせているのを見たガラッ八だけかもわかりません。

銭形平次捕物控 075 巾着切の娘

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「相対死を助けて貰っても、一人死をさせちゃ、かえって不憫じゃございませんか、親分」娘の苦境に、彦兵衛は平次に乞い拝みます。男の一世一代の頼みでした。

銭形平次捕物控 082 お局お六

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

炎上する小屋、飛ぶ投げ銭。「男に心引かれたことのないお局のお六が、岡っ引きに癪の介抱をして貰ったばかりに――」平次に惹かれた女の運命や如何に。

五年目の客

掲載日 ジャンル:

著者:
池波正太郎
朗読:
三好翼

親しい友、酒、あぶらののった沙魚を生醤油と酒で鹹めにさっと煮つけたの・・・ 平蔵は己の気ばらしのひとときを「おれもじいさまになったものよ」とほろ苦く笑った。

密通

掲載日 ジャンル:

著者:
池波正太郎
朗読:
三好翼

天明八年十一月末の夜ふけ、平蔵が市中見まわりから役宅にもどると、熱い酒を手に出迎えた妻女久栄が浮かぬ顔をしている。実家からめんどうなたのみごとがあったという。

あばたの新助

掲載日 ジャンル:

著者:
池波正太郎
朗読:
三好翼

佐々木新助は深川を巡回の途中、寒さに疲れた体をやすめるべく大好物の熱い甘酒をすすろうとして富岡八幡官・境内の〔恵比須屋〕へ入り――そこで茶汲女・お才を知った。