新カチカチ山

掲載日 ジャンル:

著者:
岡本綺堂
朗読:
佐藤恵

文明開化の空の下、新聞記者に半七老人が語る江戸の思い出話・・・話の妙味ははもとより、厳密な時代考証のうえに作者自身の体験が生身の厚みを加える。ーーおもしろい!

用心棒

掲載日 ジャンル:

著者:
池波正太郎
朗読:
三好翼

食いしん坊の忠吾が「みなとやの豆腐の田楽。これはなかなかのものでございまして…しかも値が安いのが何よりでございます」と話していた三十三間堂前の店に、平蔵は入った。と…

銭形平次捕物控 044 お民の死

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「お神さん、気の毒だが、お前さんの身体を調べさせて貰いたいが――」という銭形の平次に、「裸体になりましょうか、親分さん」悪たれた年増女はニタリとしました。

銭形平次捕物控 061 雪の足跡

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「親分、犬が女を殺すでしょうか」「咬み殺されたのかい」「そんな事なら不思議はないが、女が匕首で刺されて死んでいるのに、雪の中の足跡は犬なんだそうで――」

江戸の怪人たち

掲載日 ジャンル:

著者:
童門冬二
朗読:
根本泰彦/古川雅達

「勤皇殉教者」堀直虎、「黒幕」玉松操、「政商」トマス・グラバー、「異国訪問者」竹内藤蔵召使、「偽系図作家」沢田源内 ――歴史の舞台裏に生きた『怪人』18人

銭形平次捕物控 033 血潮の浴槽

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

死んだお新を最後に見たのは風呂屋のお神らしく「顔へ陽がさしたのを、奥からチラリと見て、——あゝいつもお綺麗なことだ——とおもったそうで」それを平次は聞きとがめました。

銭形平次捕物控 059 酒屋火事

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「ねえ」と、平次「暖簾が大事か、人の命が大事か、恋が大事か、義理が大事か。――岡っ引きの私には解らねえ。」首を挙げたお町の頬には真珠色の涙がポロポロこぼれます。

銭形平次捕物控 067 欄干の死骸

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

ツルギで刺されて両国橋の真ん中から吊るされたていた娘「これほどのきりょうなら、すぐ身許は解るだろうな」それは中国の大藩の浪人者・梶四郎兵衛の娘お勇でした。

あきれた奴

掲載日 ジャンル:

著者:
池波正太郎
朗読:
三好翼

役宅正門前の〔清水御門〕外にくる評判の〔茶飯売り〕であつらえた豆腐と燗酒を手に、同心・小柳安五郎が隣長屋の木村忠吾もとを訪れたものだから、忠吾め、瞠目をした。

銭形平次捕物控 030 くるい咲き

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「自分で育てると草花も我が子のように可愛いものだ」妙なことを言い出す平次、「殺した下手人は、朝顔の垣を除けて大廻りして逃げている。こんな優しい人殺しは珍しかろう」

銭形平次捕物控 034 謎の鍵穴

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

八五郎の寝ている部屋に勝手にあがりこんだ艶めいた女「わッ、何をしやがるんだ。俺は女が嫌いだよ」ガラッ人の八五郎、自慢ではないが、これが臍の緒切って以来の女難でした。

銭形平次捕物控 035 傀儡名臣

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「銭形平次――と言うから、どれほどの男かと思ったが、なんと弱い野郎か―― って言やがる」と、八五郎。「何? 手前を平次と間違えたのか。そいつは面白い」平次は膝を乗出します。

銭形平次捕物控 056 地獄から来た男

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

秋の日の昼下がり「親分、変な野郎が来ましたぜ」そう言って八五郎が案内してきたのは「私は、地獄から参ったものでございます」傷だらけな凄まじい顔の男でした。

銭形平次捕物控 076 竹光の殺人

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

麻布狸穴で浪人・福島嘉平太が殺された「微塵流の遣い手で、さる大藩の指南番までした人物だそうだ」「それが、竹べらで殺られたんですか」「変っているだろう」

一つ目小僧

掲載日 ジャンル:

著者:
岡本綺堂
朗読:
村上麻衣

江戸時代美しい声の鶉は珍重された。その日野鳥屋喜右衛門は、上物の鶉を届けに訪れた屋敷で不思議なことにでくわした・・・幕末の江戸を舞台に岡っ引きの半七親分が大活躍!

仮面

掲載日 ジャンル:

著者:
岡本綺堂
朗読:
河野茉莉

浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ。十両以上の金高になれば首が飛ぶ時代でも『時代相応』に悪知恵をめぐらす奴がいる。幕末の江戸を舞台に岡っ引きの半七親分が大活躍!

銭形平次捕物控 013 美女を洗い出す

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「あの阿魔は全く綺麗すぎるから、何か間違いがなきゃアいいがと思っていたが、とうとうこんな事になりやがった―」友次郎は殺された綱吉の女関係から下手人の当たりをつけました。

銭形平次捕物控 016 人魚の死

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「すぐ行って下さるでしょうね」と言う八五郎に「十手捕縄を預かる立派な御用間が、殺しの現場を見て、驚いて飛んで来る奴があるか」と平次「下手人を挙げて来い、馬鹿野郎」

銭形平次捕物控 062 城の絵図面

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「親分、大変な野郎が来ましたぜ」と八五郎「りゃんこ(二本差)が二人――」「馬鹿野郎、御武家を野郎呼ばわりする奴があるものか」通されてきたのは悪相と美男の立派な御武家

銭形平次捕物控 057 死の矢文

掲載日 ジャンル:

著者:
野村胡堂
朗読:
後藤敦

「ほんの私の寸志、香奠の代りだが―」と、相模屋喜兵衛がだした帛紗を松五郎は叩き返しました。「金を有難がるのは金持ばかりだ、ざまア見やがれ」花弁のように乱れ散る小判百枚。