- 著者:
- 太宰治
- 朗読:
- 相原麻理衣
「生きるという事は、たいへんな事だ。あちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと、血が噴き出す」太宰、自殺直前の一作。
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
「生きるという事は、たいへんな事だ。あちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと、血が噴き出す」太宰、自殺直前の一作。
死罪を申し付けられた船乗業桂屋太郎兵衛の娘、16歳のいちは、願い書を書いて弟妹たちとともに奉行所に父の助命を乞いに行く。「お上の事には間違はございますまいから」――官僚でもあった文豪の心の綾を垣間見るような佳編。かつては… 続きを読む »
漱石門下の物理学者・寺田寅彦の随筆「花物語」の小さな一編を、「方丈記」「老妓抄」の吉田早斗子が朗読しました。
有名なおとぎ話の「猿蟹合戦」を題材に、芥川が独特の話術(文章芸)を展開する抱腹絶倒の短編。
黒沢明監督作品のモチーフともなった、生き延びることの凄まじさを描いた名作を、名優・榊原忠美が朗読で。
漱石山房に鈴木三重吉がやってきて、しきりと「鳥をお飼いなさい」という。勧めに従って買ってこさせた文鳥だったが……。
今まさに社会問題となっている安楽死のひとつの見を示した作品といえましょう。弟を殺した兄を、あなたならどう裁くでしょうか?
この話は、老人の語りのなかに老人が登場するという構成で、ふたりの老人を演じ分けることが課題となりました。さて出来やいかに。
南東北出身の渡部龍朗ならではの、会話部分の生き生きとした方言と、端正な落ち着いた地の文章の朗読をご堪能ください。
なんとも可愛いタイトルだが、実はお菓子を食べ過ぎた男の子のお腹の中でお菓子が大暴れ!という、夢野久作らしい怖ろしいお話。
「ドグラ・マグラ」をはじめとするユニークな作品でカルトな人気を集める作家、夢野久作の代表的な短編。
一人の日本人作家と、不治の病に冒された中国人の少女娼婦の悲恋を描いた、トニー・オウ監督により映画化もされた作品。
うだつのあがらない男と、詐欺師と、苦悩しながら働きつづける馬。人の心の機微を短い中に描いた織田作之助の逸品を朗読小説で。
元漁師がつくりだすマジックリアリズム的小説世界。ユニークな発想と語り調子によって構成される他に類もみない誠福丸ワールド。
情熱の歌人である一方、緊迫する時代の中でではありますが、子だくさんの主婦であり妻であった与謝野晶子の日常を垣間見られます。
小泉八雲の江戸、赤坂を舞台にした有名な変化譚を、舞台女優・中村恵子の臨場感溢れる語りでお楽しみください。
芸術は爆発の、母である。
短いながら人の幸福とはなにかを訴える鈴木三重吉の掌編童話を、舞台女優・中村恵子の朗読で。
「桜の樹の下には屍体が埋まっている! これは信じていいことなんだよ。……」 グロテスク?透徹? あまりにも有名な散文詩。
情熱の歌人・与謝野晶子が描いた、“女性”像。