- 著者:
- 池波正太郎
- 朗読:
- 三好翼
平蔵は役宅に戻ると当直の与力佐嶋忠介を呼び、久栄に「酒を出してくれ」と頼んだ。肴は〔五鉄〕の亭主が持ってきたかる鴨と、瓜もみ。「結構。瓜もみは佐嶋の大好物だ」
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
平蔵は役宅に戻ると当直の与力佐嶋忠介を呼び、久栄に「酒を出してくれ」と頼んだ。肴は〔五鉄〕の亭主が持ってきたかる鴨と、瓜もみ。「結構。瓜もみは佐嶋の大好物だ」
「怪談なんですよ」「フム、面白そうだな」「小永井の屋敷から、毎晩女の悲鳴が聞えるって、町内は大騒ぎですよ」屋敷に潜り込んだ平次が見たのは、井桁に縛られた半裸の娘。
下谷の徳蔵稲荷に連れ立って参詣する道の途中「八、あれをつけてみな」「ヘエー、あの美しい新造が曲者なんですかい。驚いたな」張り切って飛び出したガラッ八の首尾や如何に。
近江屋にあやかしがでる「お坊っちゃまの痩せ細るのを見ていると、お気の毒でお気の毒で」とすがる女中に、医者をたのめと平次が言うと「お嬢様の命を狙う者があるのでございます」
めったにない美い女が「悪者につけられています」と平次のもとにやってきた。主人から預けられた品を狙われているといって取り出したのは物々しく封印をされた豪華な手筺。
組織につながれた者。恐怖につながれた者。金に、野心に、愛情に、過去に・・つながれた鎖に抗う者。諦めている者。様々な鎖がまた絡み合う。女刑事音道貴子シリーズ第三弾
何故仕事をしているのかと言えば、ひたすら自分のためだ。贅沢で派手な生活をするためにこそ、仕事に精を出すのだ。「仕事」――橋口雄一郎は、プロの、結婚詐欺師である。
ときは明治、半七親分が語る江戸の捕物話。『お文の魂』『石燈籠』『勘平の死』『湯屋の二階』『お化け師匠』『半鐘の怪』『奥女中』『帯取りの池』『春の雪解』『広重と河獺』収録
仰天奥湯元!ホテルの外には一歩も出ず殺人事件も幽霊もナシの過酷なシバリの下、ツアー主催者が全身全霊を傾けた【ポリ公とヤクザ鉢合わせツアー】愛と涙の一泊二日プラン
雪の宵、越後屋佐吉の女房が殺された「相手が人間だか化け物だか知らないが、あんまり人を馬鹿にしたやり口だ」何としてでも女房の復讐を討ってくれと、佐吉は平次に頼み込んだ。
「俺は、死刑なんて、いやなんだ。絶対に生き延びてやる!」堤が散弾銃の銃口をこちらに向けた。貴子は反射的に目をつぶった。ふいに、堤はバランスを崩した。――緊迫の下巻
「僕はどういう男だと思う?」才能豊かな、やり手の結婚詐欺師ね、とでも言われたらさぞかし愉快だろう。しかしこれまで一度でも、橋口は言い当てられたことはなかった。
ときは明治、半七親分が語る江戸の捕物話。『朝顔屋敷』『猫騒動』『弁天娘』『山祝の夜』『鷹のゆくえ』『津の国屋』『三河万歳』『槍突き』『お照の父』『向島の寮』収録
ときは明治、半七親分が語る江戸の捕物話。『蝶合戦』『筆屋の娘』『鬼娘』『小女郎狐』『狐と僧』『女行者』『化け銀杏』『雪達磨』『熊の死骸』『あま酒売』収録
時代小説と言えば!捕物帳といえば!ご存知銭形の親分とガラッ八、罪を憎んで人を憎まぬ人情味あふれる大活躍、絶品の語り口でお楽しみください。『金色の処女』ほか二十話収録。
日本代表の合戦譚としての選書としては、著者ならではの戦も収録。全16作
謝ったのだからもういいでしょくらいに思ってもいた罪は、刑期を終えた後も、旅先までも、容赦なく芭子につきまとう。ムショ仲間の芭子と綾香『いつか陽のあたる場所で』続編
ときは明治、半七親分が語る江戸の捕物話。『張子の虎』『海坊主』『旅絵師』『雷獣と蛇』『半七先生』『冬の金魚』『松茸』『人形使い』『少年少女の死』『異人の首』収録
山田風太郎の傑作忍者小説「甲賀忍法帖」がオーディオブックになりました。独創的なアイディアがふんだんに盛り込まれた、忍者小説の傑作です。
日本を代表する明治の文豪・森鴎外の代表作