- 著者:
- 川端康成
- 朗読:
- wis
三島由紀夫が「熟れすぎた果実の腐臭に似た芳香を放つデカダンス文学の逸品と激賞した川端康成の傑作。
オーディオブックのことなら名作・名著を文芸から一般・学術書まで提供することのは出版オーディオブック。日本の心シリーズ、文豪、時代小説など脳を健康にするオーディオブックを揃えています。
三島由紀夫が「熟れすぎた果実の腐臭に似た芳香を放つデカダンス文学の逸品と激賞した川端康成の傑作。
「風の又三郎」は、宮沢賢治の代表的作品。山あいの小さな分教場に変わった風貌の転校生高田三郎が現れた。最初はお互い緊張していたが、やがて打ち解け、高原の野原で馬追いに興じたり、川で発破漁に遭遇して魚を捕ったりして遊んだ。
谷崎潤一郎の風刺的文学の逸品。猫好きにはたまらないペーソスとユーモアが滲 み出ている。
「ヴィヨンの妻」は破滅型の夫と彼を支える妻を巡る世界のえも言われぬおかしみと哀しさを醸し出す太宰晩年の短編の傑作。酔った夫が、店の金を盗んだことをきっかけに妻は夫婦の店で働き始める。
若い一人称独白小説のスタイル確立の先がけとなった「女生徒」。若い女子学生の感覚、心理、生理を その細かい襞まで描いている。
イーハトーヴの森に名高い木こりの子として生まれたグスコーブドリ。妹ネリと毎日楽しく遊んでいたが、ある日、父親が森に行ったまま帰らず、それを探しに行った母親もそれっきりになってしまった・・・映画化され、今話題の宮沢賢治童話の名作。
風流三昧の俳諧師蘿月は、遊芸への思いを断ち切れずにいる甥の長吉に、敢えて親孝行のために辛抱せよと諭し、長吉と懸隔が生じる苦衷を味わう荷風の懐旧情緒の代表作のひとつ「すみだ川」。
「硝子戸の中」は、早稲田の漱石山房の硝子戸の書斎に坐して、思い浮かぶあれこれを綴った滋味溢れる漱石最晩年の小品集。胃潰瘍の悪化で死去する前年の作品である。
文科省留学生として英国に派遣された際の生活ぶりを抱腹絶倒の筆致で描く『倫敦消息』『自転車日記』。の2つの随筆には、そのロンドン(倫敦)滞在中での抱腹絶倒の漱石の姿がある。
岡本かの子の名作「家霊」と、幻想的小説「川」の2編を収録。
「羅生門」「蜘蛛の糸」「舞踏会」「鼻「など、芥川龍之介の多彩な内容の短篇を5作品収録。
屈折した性的願望を持つ夫と、貞淑と淫乱の両面を持つ妻が、それぞれ日記を相 手が読むように仕向けながら綴る『鍵』。谷崎潤一郎による性愛小説の代表作。
夏目漱石の代表作『吾輩は猫である』の(一)~(三)までを収録。
刺青師の清吉が肌にさす針、抜く針の度ごとに、その光輝ある美女は悶え深い吐息をついた。針のあとは次第に巨大な女郎)蜘蛛の形を具え始め、やがて女の背一面に広がった。
大阪道修町の裕福な商家の娘、春琴は、美貌ながら9歳のとき眼病で失明する・・・谷崎潤一郎の耽美主義文学の名作で、数度にわたり映画化もされている。マゾヒ ズムを超越した春琴と佐助との師弟関係を描いている。
数学者にして名エッセイストとして知られる藤原正彦の第3エッセイ集。 日常生活を軽妙なタッチで描くエッセイを 収録。
数学者の藤原正彦のベストセラー『祖国とは国語』のうちから、中心となるエッセイ 「国語教育絶対論」を朗読。
デンマークの世界的童話作家アンデルセンの珠玉の名作。数々の童話の翻訳で知られる山室静氏の名訳で全文(全33夜)を朗読。底本,童心社の絵本は、いわさきちひろの挿絵とともに更に作品の魅力を増している。
阿川佐和子の父親でもある、作家阿川弘之。海軍予備士官として、戦死した友や帝国海軍への鎮魂の思いを綴った『雲の墓標』『軍艦長門の生涯』『暗い波涛』など一連の海軍ものの小説で知られます。生きものを擬人化した「スパニエル幻想」と「鱸とおこぜ」の二編はユーモラスな逸品です。
友人から奪った妻との人目を避けた質素な生活を描く。『三四郎』『それから』に続く三部作完結編。