朗読時間 62分
CD枚数 1枚組
日本的で繊細な美しい日本語を感じられる長編名作。
鎌倉の円覚寺の茶会で、亡き不倫相手の息子、菊治の成長した姿を見つける太田夫人。
亡き不倫相手の面影を宿す菊治に惹かれてしまう。
菊治もまた美しく怪しい婦人に惹かれてしまう・・・。
太田夫人の娘、文子は二人の関係を知り、菊治に会うことを引き留めるが_。
川端康成
日本の小説家であり、文芸評論家。
大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学の作家。
1968年、日本人として初のノーベル文学賞を受賞。
代表作は
『伊豆の踊子』『抒情歌』『禽獣』『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』『古都』など。
また川端康成は新人発掘の名人でもあり、ハンセン病の青年・北條民雄の作品を世に送り出し、
佐左木俊郎、武田麟太郎、藤沢桓夫、少年少女の文章、山川彌千枝、豊田正子、岡本かの子、中里恒子、
三島由紀夫などを後援し、数多くの新しい才能を育て自立に導いた。
多くの名誉ある文学賞を受賞したが、1972年72歳でこの世を去った。
この著者のその他の作品
「名人」
「雪国」
「掌の小説」
「眠れる美女」
「みずうみ」
「伊豆の踊子」
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