朗読時間 422分
CD枚数 6枚組
人情あふれるこの宿に今夜も雪が降り積もる。
極道作家の木戸は編集者をまくため、
救命機関の病院に務める血まみれのマリアこと阿部看護婦長はつかの間の休息のため、
天才ピアニストは命がけで登山をするため、
そして自殺願望のある少年と安楽死をさせてしまった医師が癒やしの宿に選んだのは「プリズンホテル」だった_。
浅田次郎お得意の任侠シリーズでヤクザが経営するホテルを舞台に個性が強すぎる登場人物と深い事情を抱えた宿泊客が巻き起こす様々な問題を笑いあり、涙ありの構成で描かれている。
1991年、『とられてたまるか!』でデビュー。悪漢小説作品を経て、『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、『鉄道員』で直木賞を受賞。時代小説の他に『蒼穹の昴』、『中原の虹』などの清朝末期の歴史小説も含め、映画化、テレビ化された作品も多い。
2011年 - 2017年日本ペンクラブ会長。2013年現在、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞選考委員。
この著者のその他の作品
「月島慕情」
「お腹召しませ」
「壬生義士伝」
「鉄道員」
「シューシャインボーイ」
「ひなまつり」
「遺影」
「聖夜の肖像」
「雛の花」
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